つれづれ

今目の前にあるもの

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子供の学校行事にでた火曜日、

犬のリハビリへ行った水曜日、

経営者セミナーに出た木曜日、

ランチの営業ができなくて本当に申し訳なく思っております。

キッチンを担当していた弟が急に帰ってしまい、

途方にくれたのですが、

いろいろ考えて料理研究家藤沢セリカさん指導のもと

私がお料理を担当することになりました。

料理を作りながら、いろいろなことを考えます。

もちろん料理そのもののこと。

料理を作る人からみた店のこと。

一瞬一瞬が勉強になり、気づきの連続です。

食材の保存の方法にもかなり興味がわき、

なるべく新鮮なものをお客様に提供したいと思うので、

少なく買い、マメに買い物に行くようにしたら、

冷蔵庫と冷凍庫があっと言う間にスカスカになりました。

食材ロスがないように気をつけながら主婦感覚で仕込んでいきます。

使わない機材、用具を少しずつ処分していくようにしています。

今はやりのミニマリスト。

なければないで別のもので代用できます。

オーダーを受けてから、何分でお客様に出したいと考えると、

肉の厚さは何ミリくらいがいいな、とか。

その一つ一つを丁寧に取り組んでいます。

ワイン販売をメインに会社の業態をシフトしていく過程の中で、

なぜ今、料理を作るということをしているのかと不思議に思う事もありますが、

ある瞬間、「そうゆうことか」とぱっと霧が晴れた瞬間があります。

とあるお客様のオーダーで、

飲食とは全く関係のない店舗にワインバーを併設したいからプロデュースと運営管理をしてくれとご依頼があり企画書を書いていて、ワインだけでなく、提供する料理内容とそれに必要な厨房設備と動線、規模によるスタッフの人数と雇用形態、机上の空論ではなくリアル原価感覚などが、スルスルと出てきます。

「ああ、そいゆうことか」

と私は今自分が置かれた状況が楽しくなりました。

もちろんカラダは一つで時間は24時間なので、全部を完璧にはこなせないこともありますが、

それをガチでやろうとしていた頃は、家族にもスタッフにもずいぶん険しい顔をしていたのじゃないかと気恥ずかしい限りです。本当に意味のないことなんて起きないんだなと、痛感しています。自分と自分の人生をもう一度心から信じようと、奢りではなく、謙虚な気持で毎日を、過ごしています。

端から見たら、愚図でのろまなカメみたいだろうけれど(笑)

今、目の前にあることが本当に愛おしく感じるのです。

もちろん、カラダは年相応に、しんどいです(笑)

 

                       
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