つれづれ

元町の優しさ

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私は横浜・元町生まれでも育ちでもない外から来た人間です。

元町で商売をしようとしたら、
元町は、「村」だから人間関係が複雑だから
やめた方がいいってとてもたくさんの人に言われました。

元々、父が検事で、
一カ所に3年以上住んだ事がなく、
転校慣れしているので、
知らない人の中に入っていくことは苦痛ではありません。

新しい、知らない環境に入るのが、
私の生まれた時からの試練みたいなものです。

大人になってからは、
「自分の住むところは自分で決める」
と横浜にしました。

元町は昔から好きで、元町にしました。

結果、元町で人間関係でいやな思いをしたことは一度もありません。
(気がついてないだけかもしれないけれどw)

元町商店街を歩いていると
たくさんの人が声をかけてくれて、
レムのことを心配してくれて、
お客さんを紹介してくれて、
毎日、「おはようございます」「こんにちは」といいながら、
歩くのが大好きです。

この、麻婆豆腐は、
三郎寿司さんのお母さんが作って昨日持って来てくれました。

「スタミナさえつければ大丈夫だから。
これ、食べなさい」

先日、貧血で倒れた私を心配してくれていたのです。

その日、店はとても忙しく、
アルバイトの山ちゃんと仕事の後、
炊きたてのご飯で仲良くいただきました。

山ちゃんも、美味しいってご飯おかわり。

「恵美さん、お寿司屋さんのお母さん、優しいですね。
恵美さん、元町、いい街ですね」

そう、元町は優しい。

                       
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