５月のお任せ定期便を発送しました。少しお任せ定期便の話しからそれますが、最近、星野源が「僕、人見知りなんで」と言うのをやめたという発言が少し話題になっています。
詳しい事は、上のサイトなどなどに書かれています。最新エッセイの『いのちの車窓から』の一節に、
”数年前から、
人見知りだと思うことをやめた。
心の扉は、常に
鍵を開けておくようにした。”
と書かれているそうです。（まだ読んでないので、そうです、っていう言い方ですみません）ふと自分に思い当たることがあり、少し書いてみようかと思い、お任せ定期便情報の前に書きますので、読んでください。
起業して８年で手元にある名刺は4000枚。これが少ないのか多いのかわかりませんが、私の記憶力が20代の絶好調の時であれば、横浜はそうとう知り合いだらけとなります。（しかし、最近、どっかで御会いしたような気がしますくらいの記憶しかないのです）覚えていない事はお相手には大変失礼ですので、最近は積極的に名刺交換をしなくなりました。何かの会食があってもよく「私は人見知りなので」と言っていたのを思い出したのです。
今思えば、この一言もとても失礼です。心のシャッターをバシャと閉じて、「あなたとは関わりたくないです」と言っているようなものです。（実際にもうこれ以上人と関わりたくなかったのも事実です。いろいろあって、いろんな人を信じられなくなって、心許せるのはごく少数の友達と犬と子供だけとなって半年が過ぎようとしています）いろいろ行動は起しますが、絶対に新しく人と繋がろうとはしませんでした。スポーツジムの受付の方の顔も見ず、ワインの勉強で隣に座った人にも話しかけることもせず、ただ黙々と動くだけです。
心の扉を閉じて、そこに鍵をかけていたわけです。
もう誰も信じない。もう傷つきたくない。いいの、私は1人が楽しいの、と。
もと物書きの私が言うのもおこがましいのですが、文字の威力はすごいです。星野源がこう書いています、という活字を見た瞬間に、はっと気がつくわけです。思考の可視化です。一度閉ざした扉を開けるのはそうとう勇気がいります。昨日はジムのお姉さんに、初めて話しかけてみました。お姉さんの「えっ」という表情をしかと受け取りましたが、それは0.3秒くらいで終わり、普通の会話となります。普通に話せる信頼できる方はいますから、そんな方から見たら、うそでしょって思われるかもしれません（笑）
そのジムのお話をこの度のお任せ定期便ではつらつらと長文で書きました（これは省略）
新しく繋がる勇気（元気）が少し蘇ってきました。星野源が言うように、心の扉は開けっ放しにしておこうかと思っています。私の人生の後半は、経験から得て来たものを次世代のステップとしてお役に立てていただきたいと。その活動になるのではないかということも始めましたので、また後日お知らせします。
さて本題です。５月のお任せ定期便は、ますます変化球となります。私が選ぶワインは、醸造家主体のワインではなく、葡萄主体とでもいいましょうか、自然の力を信じて出来上がったワインが多いです。
Motomachi Boxのワイン
（白泡）
ヴァンドフランス クリスチャンビネール/カッツアン プル リースリング
葡萄：リースリング100% 花崗岩の土壌で育ったリースリングをセメントタンクで熟成し、１５年にSO2無添加で瓶詰めしたものです。食中酒としておすすめです。飲みきれなかった場合のことを考えて、シャンパンストッパーをいれておりますので、お使いください。貴腐化した葡萄を使用し泡にしてしまうという珍しいワインとなりました。
Emmy’s Box
（白）
フランス ルーション/キュベ・オンディーヌ ブラン フランス・ルーション
葡萄：グルナッシュ・ブラン、グルナッシュ・グリ、ミュスカ
（ロゼ）キュベェ オンデイーヌ ロゼ
葡萄：ムールヴェードル、グルナッシュ・グリ
フルーツの旨味とミネラルのバランスが絶妙です。春の少し苦味のあるお野菜に合います。筍、ふきのとう、菜の花など。
醸造家のニコラは、畑仕事に関して、自分が心地よいと感じるものは畑や葡萄にとっても心地よく、またその逆も然りと考えています。また生きているものがそうであるかのように、畑も葡萄も愛情、経緯、思いやりが必要という認識で畑作業をしています。一貫して、「決定するのは葡萄自身」という立場で不要な介入は行わず葡萄に寄り添う姿勢を貫いている醸造家。ですから、このワイン達は、ニコラが造ろうとして造ったというよりも、自然に任せたらこうなってて美味しかったねというワインです。人気のワインで、欠品となってしまったらしく、最後のチャンスを皆様に。
皆さんもお任せ定期便会員になってね♬
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