みなとみらいにあるTSUTAYAスターバックスで夕方1時間ほど過ごすのが私の息抜きになっています。最近はネットで情報を収集していてそれで十分だとは思っていましたが、本を手に取ると、何人ものプロフェッショナルの目を通り抜けて来た誌面は、ブログやSNSにはないクオリティを感じついその世界に引き込まれて行きます。
売り場から本を1冊持ち込んで読んでもいいので、何にしようかと選んだこの本。
自然派ワインを取り扱って7年になりますが、まだまだ知らないことが多すぎます。従来のワインソムリエが語るワインは「蘊蓄」に聞こえ、自然派ワイン界の方が語るワインは「哲学」に思え、正直、ワインは楽しく飲めればいいのではないかと言い訳をつくり知ることをしていなかったかもしれません。
フランス初のマスターオブワイン、イザベル・レジュロン氏によるこの著は訳者がたいそう読みやすくまとめてくれていて、誌面のレイアウトもセンスがよく心地よく「蘊蓄」でも「哲学」でもなく、抵抗なく読みすすめられる本。
本の前半に、アメリカ・オレゴンの自然派ワイン生産者ジョゼフ・ペディチーニのエピソードを読んで、ああ、だから私は自然派が好きなのだなと思い当たりました。酸化防止剤がはいっていないからとか無農薬だから身体にいいと言えばわかりやすいのですが、自分で説明しながらどこか腑に落ちない数年間でした。
ジョゼフはペディチーニ家の自家製ワインを引き継いだ際に学校で習って来たことをそのまま導入したそうです。従来自然に任せて造られて来た自家製ワインに。出来上がったものは、まずくはないのですが、全く魂の感じられないものになっていたそうです。
「ワインは自然に造られるものである」この原則は揺るぎないものなのでしょう。
私は、ワインの中の魂を感じ、自然派と呼ばれるワインを好きになったのだとやっと気がついた次第です。
魂の感じられるワインを皆様にお届けしたく、「お任せ定期便」を作りました。
おまかせ定期便
ワインショップに行かなくても美味しい自然派ワインが毎月家に届く!
お問い合わせ&お申し込み:045-263-8366
受付時間:10:00~17:00 月~金曜日(土日祝休み)
くわしくはこちら⇒http://www.cru-wine.jp/subscription/