つれづれ

伝えるということの難しさ。

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大学卒業してから、働くことが命だった私に、
母がよく「忙しいというのは心を亡くすと書くのよ」と
言っていたものでした。

生まれて初めて時間的にとても余裕がある自分に
少し戸惑いを感じながら暮らしています。
(もちろん、仕事はしていますし、
やらなければいけないことはそれなりにあるのですが、
前年比にくらべると、三分の一くらいになりました)

親の背中をみて育つはずの子供も、
よくよく話してみると全く伝わってなかったことに驚き、

あんなにたくさんたくさん話しわかりあっていたはずの友達も
実は全く私がその人のことをわかっていなかったことに愕然とし、

家族や会社の繋がりを邂逅する日々。

私の真意も本音も誰にも伝わっていなかったなとシニカルなる前に、
私は、ちゃんと伝えていなかったんじゃないかと思っています。
それに、ちゃんと相手の話を聞いていなかったことも反省しています。

嫌いという気持ち、好きだという気持ち、
憎んでいるということ、愛しているということ、
なんのためにしているかということ、
誰のためにしているかということ、

なんとなく曖昧にしていたかもしれません。

曖昧にした結果は、曖昧しかないわけです(笑)

誰かの話も、曖昧に聞いていたのかもしれません。

しかしながら、伝えるには勇気がいります。
曖昧にしておけば、なんとなく摩擦もなく、なんとなく繋がっていられるものが、
きちんと伝えた結果、摩擦がおき、繋がりが切れてしまうこともあるからです。

実際、伝えた結果、ぶち切れてしまったこともあります(笑)

どっちが好きかは、嗜好の問題なので、
どっちでもいいんだとは思いますが、
やはり大事な人や好きな人、近い人には、
ちゃんとわかって欲しいと思っちゃいますよね。

え、意外〜って今思いましたか?
言いたい放題なイメージでしたか?

いや、そんなことはないのです。
けっこう、気をつかって、言いたい事もほとんど言わずな
第一子長女、A型、乙女座、木星人です。

写真は、西谷の苅部さんの畑の栗の木です。
イガグリが2個、葉っぱも落ちたのにまだくっついていました。
誰かがイタズラで刺したのかと思うほど
不自然に残っているのですが、落ち損ねた栗です。

この栗をみていると、
上手に自分のことを伝えられない私のようで笑っちゃいました。

ぜんぜん、ワインの話とは関係ない話ですね。
今年初の葡萄畑の剪定の帰り道の雑感でした。

                       
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コメント

  1. すぎちゃん より:

    落ちない栗って虫もつかないのかなあ・・・?

    1. ODadmin より:

      ついていないかもしれません(笑)

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